今日は党島根県本部の代表者会議が大田市で行われました。世界遺産に登録された石見銀山のおかげで、なんとなく街が元気になった印象を持ちました。みなさんもどうぞ、石見銀山へお越しください。
代表者会議の前に、午前中、出雲市在住のサーファーの人たち15人ほど(出雲ローカルサーファー)が毎月実施している海岸清掃のボランティア活動に、遠藤出雲市議とともに参加しました。
圧倒的に多いゴミはタバコの吸殻。それから発泡スチロール、中国からの漂着ゴミも結構ありました。実際、やってみないと分からないものですね。毎月1回の活動ですが、だんだん参加者が増えてきているとのことでした。やっぱり、海岸環境の整備など、サーファーなど多様な利用者の視点・声が行政に反映されるべきだと思いました。
昼と夕には少人数での懇談会を出雲市内で行いました。地域柄、水田農家も多いので、農業懇談会となりました。写真は全員農家の方ですが、普段あまり話する機会の少ない、いわゆる農家の嫁の方からも意見をいただきました。私の両親の世代が、田舎の農業では若手と言われているのです。高齢化は相当なものです。
民主党の農政のことが話題になりました。私からは7月の参院選挙で言っていたことと、今国会に提出した法律案とでは、かなり違っていることを説明しました。民主党の言っていることが実現性のないことぐらい農家も知っているのですが、夢を見させてもらったと言うのです。しかし、今はその夢もかなり後退してしまったのが、民主案です。
水田農業の再生は簡単な話ではありません。勉強すればするほど、理想と現実のギャップに驚きます。だって、全国で作況指数99(平均100)なのに、全体的には米が余って、米価が下がっているんです。米が余っているのに、食糧自給率が40%から上昇しない。水田農家の平均面積の1ヘクタール程度では、作れば作るほど赤字になります。
産業としての農業の再構築と、多面的機能としての農村・集落の維持と、両面からアプローチしないといけない、と多くの人は言うが、財政負担の問題が次にのしかかってきます。
あぁ難しい。世界中を見回しても農政に問題を抱えていない国なんてない。引き続き根気強く取り組んでいきたいと思います。
(谷あい)
出雲でサーファーと農家との懇談