いよいよ明日、公示を迎えることになりました。
本日は愛知県入りし、午前中は一宮市での農政懇談会に出席いたしました。愛知県での農政懇談会には山本保参議院議員とともに5回ほど出席いたしましたが、愛知県内においても地域によって多様な課題を抱えていることが分かりました。
午後は大学院時代にインターンでお世話になった国連地域開発センター(名古屋)を訪れました。同センターは日本に本部を置く数少ない国連機関です。ODA予算が減額され続ける中、日本に本部機能を持つ国連機関が海外に流出してしまう危機を政府は気付かなければなりません。日本で開催する国際会議の数を増やそうと政府は目標を掲げるが、肝心の中身の議論がないとの所長の指摘にうなずくことしきりでした。
さらに愛知県原水爆被爆者の会である愛友会を訪問。原爆症認定見直しの要望を受けました。愛知県にも3000人近い被爆者の方がいらっしゃいますが、毎年100人近い方が亡くなられているとのことでした。理事長も事務局長も広島で被爆。当時、中学生の犠牲者が多かったのは、高校生は勤労動員されており郊外の工場で働いていたので比較的無事であったとの話を聴きました。貴重な大事なお話を伺いました。
そして最後に、名古屋ダルクを訪れました。ダルクは薬物依存から回復をはかる民間の施設です。薬物依存を経験したメンバーが自ら立ち上げた全国組織です。日本は予防教育に重点が置かれすぎていて、実際に薬物依存症を治療する施設も専門家もほとんどなく、民間の組織が、行政の役割を担っているのが実情です。
参議院選挙を目前に控え、年金や政治とカネの問題が取り上げられがちですが、現場を歩くと、それはそれは切実な政治的課題にいくつも直面します。決め細やかな対応の積み重ねが政治・政党への信頼につながることを実感した一日でした。
明日よりは選挙期間本番。候補も応援する議員も、何より大事なのは気迫。気迫を前面に、最後の最後まで戦い切る決意です。
(谷あい)
【ブログ】公示を前に愛知県入り