本日午前9:30頃から、JR津山線の脱線事故現場を視察してまいりました。
公明党岡山県本部の事故対策本部のメンバーと党災害対策局次長の山本ひろしさんも同行しました。
(昨日の事故の直後に公明党の市議の田尻さんと、県議の増川さんが現地入りしています)
怪我をされた乗客の皆様には心からお見舞い申し上げます。
現場では、事故原因の早急な解明とともに、JR西日本、国、県、市で根本的な安全策を講ずるよう訴えてまいりましたが、県対策本部としても今後関係各位に要望をしてまいりたいと思います。
中国地方の山間部を縦断するJR路線は、津山線を含め3路線が集中豪雨による土砂崩れ等の原因で不通状態です。また流木が線路をふさぐことも発生しています。少子高齢化時代、局地豪雨が多発する時代、山林の整備が進まない時代における、地方の(不採算の)公共交通機関の安心・安全について、それが疎かにならないよう、今後国会等でも議論してまいりたいと思います。
以下、事故の経過を中心に書き記します。
脱線は昨日19日午前5:30頃(天候:小雨)起きました。現場は岡山駅から約10キロ北に位置します。直径約5メートルの岩(推定100トン)が崖から落ちたことによる線路の損傷が脱線につながったとの見方が有力です。
乗客と運転士あわせ26人が車内にいましたが、25人が重軽傷を負いました。
昨年の2月にも、現場から1.3キロ離れた地点で土砂崩落があり、回送列車が衝突しています。
安全対策については、崩落の危険箇所には防護ネットとセンサーをJR津山線には2箇所設置していたが、今回の現場は「危険箇所との認識はなかった」(JR西日本岡山支社長)とのことで、設置していませんでした。
崩落した土地の所有者は不明。おそらく私有林と思われるとのこと。
道路の陥没を知った警察がJR西日本に連絡しなかったことについて、岡山県警に確認したところ、道路の陥没が落石によるものとの認識はなかったということでした。岡山県警への聞き取りで確認できたことは、
(県警の動き)
03:52 110番による県道陥没との一報
03:56 岡山西署に連絡
04:25 パトカーが現場到着
県道の通行止め措置
04:45 県警から岡山県県民局に連絡
05:31 JR津山線ブレーキ音の確認(同32分脱線)
05:56 救急車到着
以上が概要ですが、ちなみに私は昨日19日、鳥取市議選の応援のため、岡山駅05:20発の鳥取行きの列車に乗車していたので、路線が違うとはいえ、事故発生を聞いて非常にびっくりしました。
(谷あい)
【エッセー】JR津山線脱線事故現場を視察しました