地域振興フォーラムであいさつする谷合議員
谷合正明参院議員は10月8日、岡山県真庭市で地域振興フォーラムを開催し、森林資源を活用したバイオマスタウン構想をすすめる同市の取り組みなどについて、意見交換しました。
以下、公明新聞の記事を転載します。
(岡山事務所)
森林資源の有効活用を…新産業育成などで意見交換
公明党の谷合正明参院議員はこのほど、岡山県真庭市の勝山文化センターで地域振興フォーラムを開催し、豊富な森林資源を活用した循環型エネルギーシステムの実現を目指す同市の取り組みを中心に、地域の諸課題を聞いた。
席上、井手紘一郎真庭市長は、「木質バイオマス(生物資源)から、自動車燃料の代替品などに利用可能なバイオエタノールを生成する新産業が実現すれば、国内で最初の事例になる」と述べ、事業の有効性を強調した。
意見交換では、同事業について「技術的な開発は進んでいるが、(導入段階で)税制や流通など省庁をまたがる国の制度上の問題が障害になっている」などの課題点が指摘された。
林野庁木材利用課の山口輝文課長補佐は、木質バイオマスのエタノール生成への利用について、「発電利用などと比較すると費用や効率の点で課題がある」との見解を示した。
そのほか、一昨年の台風被害で発生した多量の風倒木について、「植林には補助金が出るのに、風倒木の処理には出ないので放置されている」「長年育ててきたものがただ同然になり、意欲を失う」など、林業の現場から救済を訴える声などが相次いだ。
最後に谷合氏は、環境立国の実現に全力で取り組む公明党の方針を示し、「いただいたご意見を国政の場で訴えていく」と決意を述べた。
(10月23日付公明新聞より転載)
【活動記録】森林資源の有効活用を…地域振興フォーラムを開催