<島根県石見へ行く>
先週末は島根県の江津、大田市に行ってきました。
夜は党石見東総支部の会合であいさつしました。国土交通委員会に所属したこともあり、道路では山陰高速道の早期実現、そして観光面では石見銀山の観光促進について頑張る!と訴えると、会場から拍手。それだけ地元住民の要望が高まっていることを実感しました。
大田市内では、ある産婦人科医からゆっくりお話を聞きました。奈良県での妊婦死亡を踏まえての救急体制、助産師不足、産科医の過酷な労働環境など、医療側の声を聞くことができました。今年7月に島根県で集中豪雨があり、唯一の幹線道路である国道9号線が被害を受けました。その医師は、大田市から出雲市へ急変を訴えた妊婦を移送したが、道路規制で相当時間がかかり、ヒヤリとしたことなど、ニュースにはなっていないが大事なことを聞きました。山陰の多くの地域で、東西地域を結ぶ国道9号の代替道路がないというのは問題です。
石見銀山(いわみぎんざん)については世界遺産の登録準備が着々と進んでいるようです。順調にいけば明年の7月に世界文化遺産に登録されるとのことです。景気回復が遅れている石見地域においては、うれしいニュースです。石見銀山って何と思われた方、是非、検索してくださいね。
<後を絶たない児童虐待>
子どもに対しキレル親がいます。先日もたまたま観光地で目撃しました。6歳ぐらいの少年がソフトクリームを片手に階段を下りてきたら、コーンの上のソフトが地面に落ちてしまいました。せっかく楽しみにしていたソフトクリームを落として、(そういう経験あるよな・・と)同情の面持ちで見ていたら、父親がなんと子どもに向かって足蹴りをしたのです!しかもキレタ様子で3回、衆人がいる環境で、蹴ったのです。横にいた母親も同調して子どもに文句を言っていました。私は絶句しました。暴力を働くことはもちろん、何に対しての罰だったのか私には理解できませんでした。彼らは後を去っていきましたが、しばらくその子に対して、キレテいました。階段を見ると、ソフトクリームの残がいが片付けられずにそのままにしてありました。
京都で3歳子どもが餓死しました。親から虐待を受けていた少年の体重はわずか7キロ。生後8ヶ月のわが子の体重より軽いことにショックを受けました。本件では児童相談所の対応が取りざたされています。寄せられた虐待情報に対し、動かなかったとのことです。いじめの報告を受けていたのに、対応をしなかったどこかの教育委員会と構図は同じです。虐待を虐待と見抜けない相談所とは一体なんなんでしょうか。スタッフが足りないとか、家庭介入が難しいとか色々と理由はあるでしょうが、しっかりしていていただきたい!
親による虐待では、暴力による虐待から、養育放棄(ネグレクト=栄養不良、極端な不潔、怠慢ないし拒否による病気の発生、学校へ行かせないなど)が急増していることを聞いたことがあります。直面する現実は過酷ですが、とにかく子どもの幸せを最優先にする社会を目指してがんばってまいります。
(谷あい)
【エッセー】石見銀山から児童虐待まで