本日は、参院ODA特別委員会において、パプア・ニューギニアのソマレ首相が特別に出席され、同国の開発課題と日本のODAを中心にスピーチを行いました。ソマレ首相は今週末に沖縄で開催される「太平洋・島サミット」に出席するために来日中です。
スピーチのあと、懇談式に質疑の時間がありました。太平洋地域の安全保障、ODA、投資、観光などについて、出席委員から意見が出された後、私から最後に青少年交流について質問をしました。ちょうど太平洋・島サミットでは、関連行事として域内のこどもたちが参加する「こども環境サミット」が開かれており、こうした青少年の交流が、将来的に両国の関係を深めることのできる人材を生むのではないかと申し上げ、首相のビジョンを伺いました。
首相からは、同国内の大学に日本語コースがあるところや、日本への留学生も増えてきたことを紹介していただきました。さらに若い世代の交流を進めていきたいことを、週末のサミットでも議論したいとおっしゃっていました。
さらに交流を促進するためにも、同国の空港整備に力を貸していただきたいとのお願いもありました。
ODA特別委員会では、先週にもモンゴルから国会議員団が来日され、二国間のODAについて意見交換をしたところです。
通常の対政府質疑と違って、和やかな雰囲気での会合が2回続けてありましたことを報告します。
(谷あい)
【エッセー】パプア・ニューギニアの首相を招いてのODA特別委員会