国会会期中は週2回、党の政策調査会の全体会議がありまして、各部会で了承された法案のすべてが審査されます。ここで通過すれば、党として法案了承になり、以後、国会で与野党がそろった委員会・本会議での審議・採決へと進みます。
今日は政策調査会の全体会議の日で、9つの法案について説明がありました。医療制度改革を伴う重要なもの(法案自体は電話帳ほどの厚さ!)もあり、しっかりとフォローして自分自身が納得して説明できるようにしなければなりません。今週末には、淡路島や広島で街頭演説や国政報告会を開催しますので、勉強々々です。
勉強の次に映画の話。(笑)
夜、勉強に片をつけ(笑)、「ホテル・ルワンダ」という実話に基づいた映画を観ました。一言でいうと、もの凄い映画です。1994年のアフリカ・ルワンダで起きた民族間の大虐殺を描いたものです。
(虐殺で)行き場のない人々をホテルにかくまい、ホテルマンとして培った話術と機転だけを頼りに、虐殺者たちを懐柔し、翻弄し、そして時には脅しながら、1200人もの命を守り抜いた(パンフより)ホテル支配人のストーリーです。
ルワンダには行ったことがありませんが、出てくるシーンは、自分がアフリカで体験したものとオーバーラップしました。
とにかく圧倒される。戦争や内戦をモチーフにした映画では、カンボジア大虐殺を描いた「キリング・フィールド」、最近では邦画「男たちの大和」もありますが、私は「ホテル・ルワンダ」の方が心をつかまれた感じでした。
興業的に公開のめどがたっていなかった日本でも、20代の世代が中心にインターネットで署名活動を行い、緊急公開が実現しました。また蛇足ですが、国連PKOやアフリカの平和構築を考える上でも、一助になる映画だと思います。ただし、子どもや妊婦さんはあまり見るのをおすすめできませんが。。。
明日は防衛庁の方から日本の防衛システムについて第1回目のレクチャーを受けます。個人的にお願いしまして、通常国会中に重要な防衛政策を網羅的に特訓していただく予定です。(あっ、しかし防衛施設庁の談合事件は国民が許さないぞ!とまず釘を刺すことは忘れまい)
(谷あい)
【エッセー】ホテル・ルワンダ