昨日、参議院ODA特別委員会の与党理事懇談会が開催されました。今後の委員会の進め方について議論しました。
私からは、参考人として、緒方JICA理事長や篠沢JBIC総裁など大所高所からODAのあり方に提言いただける方とともに、青年海外協力隊、NGOなど現場の前線でやっている方々を呼ぶことなど提案させてもらいました。
理事になったこともあり、この際、自分の経験だけに頼らず、色々な方のお話を聞こうと考え、今日は、岡山市に本部を置くハート・オブ・ゴールドというスポーツNGOの方にお話を伺いました。アンコールワット国際ハーフマラソンの運営やカンボジア対人地雷犠牲者への義足寄付などに取り組む団体です。
武道を海外に紹介する団体やスポーツ交流をする団体は数多くありますが、スポーツ活動を通じて、教育・医療支援を相乗的に実施する団体は少ない。しかし、考えて見れば戦後の日本の発展に、スポーツが果した役割というものがあります。学校教育には、「体育」の授業や「運動会」が必ずありますし、また「国民体育大会」もあります。これらは海外に必ずしも存在するわけではありません。
実は、ハート・オブ・ゴールドの代表も、何回か永田町に行って講演したこともあるそうです。しかし、それで政府の支援がスポーツNGOにも向けられたわけでもないそうです。そうだ、ODA特別委員会も単なる発表会で終わらせてはいけない、と思いました。
それにつけても今年の目標がひとつできました。アンコールワットでのハーフマラソン完走です!
(谷あい)
【エッセー】アンコールワットでのハーフマラソン完走をめざして