皆さん、お久しぶりです。
第163特別国会が召集されてから1週間が経ちました。本日(28日)は、小泉総理の所信表明演説を受けて、衆議院で代表質問がありますが、これから11月1日まで国会で本格的な論戦がはじまります。私は、引き続き農林水産委員会とイラク特別 委員会に所属しています。農政、イラク復興支援に限らず、今国会で提出が予定されている22法案(障害者自立支援法、テロ特措法など)に真剣に取り組んでいく決意です。
ところで、8月8日の解散以降は、怒涛の選挙応援スケジュールに突入いたしまして、HPの更新もできませんでした。山口、広島、島根、鳥取、兵庫、滋賀、福井そして地元の岡山と、ひたすら走り回っておりました。投票日の翌日には、足の手術(以前骨折したときに埋めたボルトの除去手術)をしまして、今は、痛みの残る足を引きずりながら国会に出てる次第です。NGO勤務時代と違い、危険な地域で活動するわけでないので、特段、支障はありませんが...(笑)
解散総選挙、そして特別国会と続く政治日程。連日、マスコミには政治特集が組まれています。政治がより国民に近づいていることは良いことだと思いますが、政治(家)に対し関心が高まった裏で、何か薄いものだけが好まれる傾向を感じるのは私だけでしょうか。マスコミだけを批判するものではありませんが、例えば某1年生議員を執拗に追いかけるマスコミの姿は情けないものがあります。もっとも覚せい剤をしていた議員がいたことの方が情けないのですが。
いずれにせよ、私は吉川英治の小説「宮本武蔵」の最後の一節を思い起こします。
波騒は世の常である
波にまかせて 泳ぎ上手に 雑魚は歌い 雑魚は踊る
けれど誰か知ろう 百尺下の水の心を 水の深さを
「水の心」、「水の深さ」というのは、「庶民の心」、「庶民の深さ」そのものではないでしょうか。これからも大衆直結の真の政治家を目指してまいります。
(谷あい)
【エッセー】雑魚は歌い、雑魚は踊る・・・