被爆60年の8月6日を前に、公明党広島県本部(斉藤鉄夫代表=衆院議員)は広島市中区で16日夜、「HIROSHIMA平和創出大会」を開催し、被爆地・広島から新しい平和創出への出発を誓い合った。
これには、斉藤氏と谷合正明参院議員のほか、県本部の県議らが出席し、「平和を創造するためいかなる努力も惜しまない」とする平和宣言を全会一致で採択した。
記念講演で広島平和記念資料館の畑口實館長は、広島への原爆投下の経緯や被害の状況などを解説し、「核兵器の拡散が危ぐされるいま、ヒロシマの役割はますます重要になっている」と強調した。
斉藤氏は、「これまで一番苦しんできた被爆者の方々が、希望を持って生きていけることが平和だとの思いで、被爆者援護の中心になって取り組んできた」と語り、被爆者援護法成立や在外被爆者への医療費の支給実現について述べた。さらに、「在外被爆者の方がわざわざ来日しなくても申請ができるように取り組んでいきたい」と語った
。
これに先立ち、坂口力党副代表は、県本部の議員らとともに平和記念公園内にある原爆死没者慰霊碑に献花し、市内の広島赤十字・原爆病院や原爆養護ホームを訪問。「60年前の悲惨さを原点にし、平和を考えていかねばならない」と決意を新たにしていた。
(公明新聞より転載)
【活動記録】広島・「HIROSHIMA平和創出大会」に出席—-被爆60年 平和構築へ決意新たに