公明党の神崎武法代表は28日午後、東京・東村山市内にある野菜栽培農家を訪れ、都市農業の現状を視察するとともに、農業懇談会に出席した。
これには井上義久政調会長、党都市農業振興プロジェクトチーム(PT)の高木陽介座長、白保台一副座長(いずれも衆院議員)、沢雄二事務局次長、西田実仁、谷合正明の参院議員、大口善徳農水政務官(衆院議員)、谷村たかひこ都議(都議選予定候補=北多摩1区)らが同行した。
神崎代表らは、同市野口町でトマトなどを栽培する鈴木章司さん(51)の農場を訪問。都市農業を続けていく上での課題などを尋ねると、鈴木さんは「私で十代目で、子どもに引き継ぎたいが、(相続税など)税制面 での支援があれば農業を守り続けることができる」と答えた。
その後、一行は同市役所内で開かれた都市農業懇談会で、細渕一男市長や、肥沼和男・同市農業委員会会長ら地元農業関係者と活発に意見交換。「都市の農地は環境や教育、防災面 など多くの役割を果たしている」「農地は毎年減っており、生活できる、持続可能な農業への支援をしてほしい」などの要望を受けた。
神崎代表は、「狭い土地を効率的に使い、大変な努力で農業を維持していると痛感した。関連税制の見直しを含め、都市農業振興に全力を挙げたい」との考えを示した。
【活動記録】野菜栽培農家を視察、懇談 都市農業振興を全力支援