27日の参院本会議で、兵庫県尼崎市のJR福知山線で起きた電車脱線衝突事故について質疑が行われ、公明党から谷合正明氏が質問に立った。
谷合氏は、事故を起こしたJR西日本に力強い指導力を発揮するよう求めるとともに、安全を最優先した鉄道行政や再発防止策に取り組む政府の方針をただした。また、過去の鉄道事故の事例を示した上で、「安全システムが整う中で、人間のミスによる大事故が目立ち始めた」と指摘。「安全対策には終わりがないことを肝に銘じるべき」と、継続的な安全対策の重要性を主張した。
北側一雄国土交通相(公明党)は、鉄道の信頼性の向上には、ヒューマンエラー(人的ミス)を可能な限り減らし、ヒューマンエラーがあっても事故につながらないシステムの構築に向けた取り組みが不可欠とし、「今回の事故を貴重な、重要な教訓とし、鉄道が安全な交通 システムとして国民の信頼を回復できるよう全力で取り組む」と述べた。
(公明新聞より転載)
【活動記録】本会議で質問 安全優先の鉄道行政に