公明党の「JR福知山線列車脱線事故対策本部」(本部長=冬柴鉄三幹事長)の赤松正雄副本部長(党兵庫県本部代表)、赤羽一嘉事務局長(以上、衆院議員)らは26日、兵庫県尼崎市で発生した快速電車の脱線事故現場を視察し実情を調査した。これには佐藤茂樹衆院議員、山本香苗、谷合正明両参院議員、兵庫県議、市議らが同行した。
一行はJR西日本の徳岡研三・鉄道本部長の案内で、生存者の捜索作業現場や、脱線した車両の撤去作業、ビニールシートに覆われた粉砕痕などを見て回った。
赤松氏らは「マンションに激突した車両には、まだ生存者はいるのか。もしいるなら一刻も早い救出を」と訴えた。これに対し徳岡本部長は、「その可能性があり、今、慎重に車内捜索を行っている」と答えた。
赤羽、佐藤氏らが「線路のカーブのすぐ近くにマンションがあるのは安全上、問題ではないか」とただしたのに対し、「今後、原因を究明するなかで、JRとしてできる対策を検討したい」と述べた。一行は、不明者の救出、事故原因の究明などをさらに強く求めた。
一方、兵庫県議会公明党(渡部登志尋幹事長)は、井戸敏三県知事に対し、「犠牲者や被害者への支援に万全を期す」よう申し入れを行った。
(公明新聞より転載)
【活動記録】尼崎の脱線事故 被害者救援に万全期せ 党対策本部が現地調査