谷合正明議員は2月18日、都内の「東京しごとセンター」(千代田区)を視察し、上條弘人理事長から現状について説明を受けるとともに意見交換を行った。昨年の7月に設置された「ヤングコーナー」(ジョブカフェ)は29歳以下を対象に、「相談ブース」や「情報コーナー」、「ヤングハローワーク」など、就職活動に関する様々なサービスを提供しており、オープンから約半年で、新規・リピーターあわせて1万人以上の利用者が訪れている。
上條理事長は「東京都のジョブカフェは現在1ヶ所である。学生の多い多摩方面など23区外にも出張サービスを行うなど、さらにPR活動に努めていきたい」と述べた。谷合議員は「相談ブースの増設などニーズに合わせた機能拡充をはかり、もっと多くの若者が気軽に足を運べる環境を作っていただきたい」と語った。
その後、谷合議員はハローワーク新宿内にある「東京外国人雇用サービスセンター」を視察し、水谷忠雄所長と同センターの現状と課題について説明を受けた。同センターは、都区内のハローワークの外国人雇用サービスコーナーが統合されて、2003年4月1日にオープン。英語・中国語・ポルトガル語・スペイン語の通訳が常駐し、外国人求職者や日系人への職業紹介や新卒留学生に対する就職支援、在留資格や入管法についての相談などを実施しており、月に約1,000名の外国人が利用している。
水谷所長は「外国人求職者の就職に向けて総合的なサービスを提供している。しかし、外国人の求職者数に対して企業の求人数が大幅に少ないのが現状である」と述べた。谷合議員は「このような外国人雇用サービスセンターは、東京と大阪の2ヶ所しかない。外国人求職者が増加する傾向にある中、サービスセンターの今後の役割について、さらに検討を重ねる必要がある」と述べた。
(東京事務所)
【活動記録】ジョブカフェ・東京外国人雇用サービスセンターを視察