今日(23日)は大変に寒い一日でした。朝早く、山口県を出発して、兵庫県の一ノ宮町に行ってきました。この一ノ宮町も台風による風倒木被害がひどかったところ。山あいの場所まで移動すると、霧雨が雪に変わりました。この冬はじめて雪を見ました。そしてなんと間近に虹も見ることができて、すごく幸せな気分になりました。ゲートボールを楽しむお年寄り10人ぐらいのグループの方とも、世間話をしながら、政治についての熱いご意見を聞かせてもらいました。あーでも外は寒かった・・・。話はかわりますが、私は生涯はじめてゲートボールを経験しました。なかなかボールがゲートを通過しないもんで、打ち方にくせがあるなど、皆さんよりご助言を頂きました。
ところで、22日は、東京にあるUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)に行き、副所長ならびにリエゾンオフィサー(対政府担当)の方にお会いしてきました。UNHCRは、人道的な立場から、国籍国の保護を失った難民に「国際的な保護」を与え、同時に食料・医療・住居などの援助を行うこと、そして難民問題の解決をはかることを任務としている国際機関です。私も、NGO職員時代に、アンゴラやパキスタンのクエッタで、UNHCRと一緒に仕事をしてまいりましたので、もっとも関心のある国際機関のひとつです。
会談では、NGO、邦人国連職員、スーダン情勢などが話題にのぼりました。わが国NGOが欧米のNGOと互角に仕事をするためには、プロフェッショナルスタッフを増やし、定着させることが必要であること。国連に幹部クラスの邦人職員をもっと増加させることなど、国連とNGOを取り巻く課題を意見交換いたしました。スーダンのダルフール地方での人道的危機に関しては、私も国会議員として現地訪問に関心があることなどを伝えました。UNHCRは、人道支援活動に関心・見識のある国会議員がひとりでも増えて欲しいとのことで、人道的危機にある難民キャンプの現場に、日本の国会議員が足を運んでくれることは大歓迎とのことでした。(もちろん国会議員といっても物見遊山で行くような視察は困るんでしょうけど・・・)
短時間ではありましたが、久しぶりに国連職員の方(お2人ともチャーミングな雰囲気)とお会いし、私の目線も世界に向けられました。
(谷あい)
【活動記録】UNHCR事務所を訪問