2024年03月27日 6面
公明党の谷合正明参院幹事長は20日、学校に通いづらくなった児童や生徒が通う高知市内のフリースクール「マイルストーンゼミナール」を訪れ、松岡寛代表らと教育支援のあり方などについて意見交換した。西森雅和県議、高木妙市議が同行した。
同施設は、子どもたちの“心のエネルギー”を充電し、前向きに進む道を支援していく居場所として2022年6月に開設。現在、小学生2人、中学生3人が通っており、各自が必要とする学習のほか、畑や水田で土や緑に触れながら稲や作物を育てる農作業、各種の見学・体験活動などを行っている。
席上、松岡代表は「元教諭のスタッフがマンツーマンで接し、子どもたちが農業体験などを通して自分を見つめることを大事にしている」と強調。その一方、利用者が負担する費用以外の公的支援がないため、運営は楽ではない状況などを訴えた。
谷合氏は「学校に通いづらい子どもの教育という公的役割を担っている点などを踏まえて、運営を持続できるような支援のあり方を探っていきたい」と話していた。