2023年12月29日 2面
公明党社会的孤立防止対策本部(本部長=谷合正明参院幹事長)は27日、東京都豊島区を訪れ、親や身近な大人に頼れず困難を抱える若者を支援するNPO法人「サンカクシャ」(荒井佑介代表理事)の取り組みを視察した。谷合本部長と竹谷とし子、竹内真二の両参院議員、長橋桂一、古城将夫の両都議らが同行した。
サンカクシャは孤立状態にある15~25歳の若者を対象に、居場所づくりや仕事と住居のサポートをしている。
居場所づくりでは、ゲームや楽器演奏など思い思いに過ごせる場所を開き、社会人との交流の機会や夕食を提供。月2回、夜通し開放もしている。仕事サポートでは、地域企業からの仕事に挑戦しながら働く自信を持てるよう伴走。住まいについては、シェアハウスなどを運営し、生活再建を援助している。
荒井代表理事は運営費について「主に助成金を活用しているが、単年で終わることが多く、次年度の見通しが立たない」と指摘。持続的な支援活動を維持するために、スタッフと住まいの確保を後押しする支援の必要性を強調した。
谷合本部長は「多様なニーズに対応できるよう、関係省庁とも連携していきたい」と語った。