2023年11月24日 2面
公明党のSDGs推進本部(本部長=谷合正明参院幹事長)は22日、参院議員会館で会議を開き、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)推進に関する政府の「SDGs実施指針」の改定に向け、SDGs市民社会ネットワークなどの要望を聴き、意見を交わした。
同団体の新田英理子事務局長は、日本政府が国際会議でSDGs達成に向けた強い決意を示していることから、指針を国家戦略として明確に位置付け、強力に推進するよう要請した。
さらにSDGsの核心的な要素として、人権の重要性と貧困・格差の根絶を挙げ、指針に具体的な内容を追記するよう求めた。
このほかの参加団体は開発、教育、環境、防災・減災など各分野について意見を述べた。
谷合本部長は、SDGs達成に向けて「取り組みを加速させなければならない」と訴え、市民社会との連携を強めていく考えを示した。