2023年08月20日 1面
公明党の山口那津男代表を団長とする党東南アジア諸国連合(ASEAN)訪問団は16日から24日までの日程でフィリピン、インドネシア、ベトナムの3カ国を訪問しています。フィリピン、インドネシアには浮島智子衆院議員、谷合正明参院幹事長が同行し、日本とASEAN諸国との友好深化に向け、要人との会談を活発に展開しました。主な動きを紹介します(写真は所正夫記者)。=関連記事2面
■(フィリピン)マルコス大統領と会談
党訪問団は16日、フィリピンの首都マニラで、フェルディナンド・マルコス大統領と会談しました。マルコス大統領は、両国の関係について「単なる貿易やビジネスだけでなく、安全保障や防衛分野でも協力を進めたい」と強調。「政府間はもちろん、議員間の交流が重要。幅広い協力を進めることが大切だ」との認識を示しました。山口代表は、日本として、海上保安分野や農業分野も含めて幅広い国の基礎をつくることに貢献していきたいと述べました。
党訪問団は16、17の両日にかけて、ミゲル・ズビリ上院議長やマーティン・ロムアルデス下院議長、ルーカス・ベルサミン官房長官らとも会見。同国の沿岸警備隊本部の視察も行いました。
■(インドネシア)国会副議長ら要人と懇談
党訪問団は18日、インドネシアの首都ジャカルタで、ラフマット・ゴーベル(インドネシア日本友好協会理事長)、ムハイミン・イスカンダル(民族覚醒党党首)の国会副議長2氏と相次ぎ懇談。
ゴーベル副議長は、日本で就労するインドネシアの若者が高度な技術を身に付け、自国の産業発展にも貢献することに期待を表明。山口代表は在留資格「特定技能」で、多くのインドネシア人が活躍する現状を伝え、一層の専門性を持った人材の受け入れ枠を拡大していくと述べました。ムハイミン副議長とは日本への労働人材の送り出しに関し意見を交わしました。
インドネシア経営協会のシンタ・ウィジャヤ・カムダニ会長とも意見交換しました。
■19日にベトナム入り
党訪問団は19日夜にベトナムに到着。谷合氏に代わって矢倉克夫参院議員が合流します。
■(協力関係50年)テネ事務次長を表敬
今回の訪問は、日本とASEANが友好協力関係を結んでから今年で50年の節目を迎えることを踏まえ、政党外交を通じて、日ASEANの経済や海上保安分野などにおける連携強化、友好協力関係の一層の前進を図ることが目的です。
党訪問団は18日、インドネシアにあるASEAN事務局でマイケル・テネ事務次長を表敬しました。席上、山口代表は日ASEAN関係を一貫してバックアップしてきた公明党として、今後も貢献していくと強調。「日本は『法の支配』に基づく自由で開かれた国際秩序をASEANと共に確立していくことが重要だと考えている」として、ASEAN諸国が一体性を保ちながら連結性を強めるために支援したいと述べました。
テネ事務次長は、山口代表らの表敬訪問に謝意を示し、「ASEANにとって日本は非常に重要なパートナーであるとともに、最も古いパートナーだ。日本は50年間、この地域に大きな貢献をしてくれた」との認識を表明。今年12月に東京で開かれるASEAN特別首脳会議を楽しみにしていると語りました。
■(フィリピン)マルコス大統領と会談
党訪問団は16日、フィリピンの首都マニラで、フェルディナンド・マルコス大統領と会談しました。マルコス大統領は、両国の関係について「単なる貿易やビジネスだけでなく、安全保障や防衛分野でも協力を進めたい」と強調。「政府間はもちろん、議員間の交流が重要。幅広い協力を進めることが大切だ」との認識を示しました。山口代表は、日本として、海上保安分野や農業分野も含めて幅広い国の基礎をつくることに貢献していきたいと述べました。
党訪問団は16、17の両日にかけて、ミゲル・ズビリ上院議長やマーティン・ロムアルデス下院議長、ルーカス・ベルサミン官房長官らとも会見。同国の沿岸警備隊本部の視察も行いました。
■(インドネシア)国会副議長ら要人と懇談
党訪問団は18日、インドネシアの首都ジャカルタで、ラフマット・ゴーベル(インドネシア日本友好協会理事長)、ムハイミン・イスカンダル(民族覚醒党党首)の国会副議長2氏と相次ぎ懇談。
ゴーベル副議長は、日本で就労するインドネシアの若者が高度な技術を身に付け、自国の産業発展にも貢献することに期待を表明。山口代表は在留資格「特定技能」で、多くのインドネシア人が活躍する現状を伝え、一層の専門性を持った人材の受け入れ枠を拡大していくと述べました。ムハイミン副議長とは日本への労働人材の送り出しに関し意見を交わしました。
インドネシア経営協会のシンタ・ウィジャヤ・カムダニ会長とも意見交換しました。
■19日にベトナム入り
党訪問団は19日夜にベトナムに到着。谷合氏に代わって矢倉克夫参院議員が合流します。
■(協力関係50年)テネ事務次長を表敬
今回の訪問は、日本とASEANが友好協力関係を結んでから今年で50年の節目を迎えることを踏まえ、政党外交を通じて、日ASEANの経済や海上保安分野などにおける連携強化、友好協力関係の一層の前進を図ることが目的です。
党訪問団は18日、インドネシアにあるASEAN事務局でマイケル・テネ事務次長を表敬しました。席上、山口代表は日ASEAN関係を一貫してバックアップしてきた公明党として、今後も貢献していくと強調。「日本は『法の支配』に基づく自由で開かれた国際秩序をASEANと共に確立していくことが重要だと考えている」として、ASEAN諸国が一体性を保ちながら連結性を強めるために支援したいと述べました。
テネ事務次長は、山口代表らの表敬訪問に謝意を示し、「ASEANにとって日本は非常に重要なパートナーであるとともに、最も古いパートナーだ。日本は50年間、この地域に大きな貢献をしてくれた」との認識を表明。今年12月に東京で開かれるASEAN特別首脳会議を楽しみにしていると語りました。