2023年08月06日 2面
広島は6日、78回目の原爆忌を迎える。広島市中区の平和記念公園では「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」(平和記念式典)が開かれ、被爆者や遺族、岸田文雄首相らが参列し、犠牲者に祈りをささげる。
公明党の山口那津男代表は5日午後、平和記念公園を訪れ、原爆死没者慰霊碑に献花し、核兵器廃絶を誓った。斉藤鉄夫副代表、日下正喜、平林晃の両衆院議員、党広島県本部の議員が同行した。
次いで山口代表らは、同公園内にある韓国人原爆犠牲者慰霊碑へ。駐広島大韓民国総領事館の林始興総領事らと共に花束を手向けた。
献花の後、山口代表は「原爆の犠牲になられた方々に哀悼の誠をささげ、『核兵器のない世界』へたゆまぬ努力を重ねていくとお誓いした」と語った。
■NGO討論会で日本の役割訴え
公明党の山口那津男代表は5日夕、広島市内で開かれた核兵器廃絶日本NGO連絡会の討論会に出席し見解を述べた。谷合正明参院幹事長が質疑に参加した。
山口代表は「核廃絶の国際的な潮流をつくる上で、唯一の戦争被爆国・日本の役割は大きい」と強調。11月に開かれる核兵器禁止条約第2回締約国会議について「日本はオブザーバー参加し、核兵器国と非核兵器国との間で“橋渡し”の役割を追求すべきだ」と述べた。