2024年07月13日 7面
公明党沖縄県本部は沖縄戦終結から79年となった6月、平和創造拠点の構築をめざす「国連SDGs共創プロジェクトチーム」(PT、座長=金城泰邦衆院議員)を始動させた。同28日には那覇市で「SDGs×平和フォーラム」を開催。講演した国連児童基金(ユニセフ)のロベルト・ベネス東京事務所代表は「沖縄ほど『平和の旅』を始めるのにふさわしい場所はない」と党PTへの期待を示した。谷合正明党SDGs推進本部長(参院幹事長)もあいさつした。
■ユニセフの東京事務所代表招いて講演会、各所を視察
ベネス代表はユニセフに25年以上所属し、世界中の子どもを支援してきた活動内容を報告。激しい戦闘が続くウクライナやパレスチナ自治区ガザ地区をはじめ紛争地の実態を示し、「地球は第2次世界大戦以降、今が最も暴力的な環境で、子どもたちが暮らすには困難な場所になっている」と警鐘を鳴らした。
さらに、紛争と同時に各地で起きる気候変動の課題を指摘し、災害や感染症のまん延など気候変動が及ぼす幼児らへの健康被害を強調。「何の責任もない子どもたちが気候変動による負担を強いられる」と訴え、持続可能な地球環境を守ることの重要性を示した。
最後に沖縄戦の歴史に触れ、「過去に悲惨な経験をした沖縄だからこそ、平和の発信地となるべきだ。皆さんが抱く『平和の心』を声に出して共に行動してほしい」と参加者に呼び掛けた。
講演会には、山口那津男代表がビデオメッセージを寄せ、「沖縄のさまざまな力を生かし、国連とも連携しながら、SDGsやアジア・太平洋地域の平和構築を推進する拠点を築く」と述べた。また、党広島、長崎両県本部の代表メンバーもオンラインで登壇した。
■対馬丸記念館や米軍基地跡地へ
講演会に先立ち、金城座長はベネス代表らと各所を視察。太平洋戦争中に撃沈された学童疎開船・対馬丸の歴史を後世に語り継ぐ対馬丸記念館(那覇市)や、米軍の核ミサイル発射基地「メースB」跡地と沖縄科学技術大学院大学(ともに恩納村)を訪れ、関係者と面会した。
金城座長は「2030年までの平和創造拠点の構築をめざし、『世界と沖縄』『国連と沖縄』について県民をはじめ多くの人へ発信を続けていく」と決意を述べた。
■ユニセフの東京事務所代表招いて講演会、各所を視察
ベネス代表はユニセフに25年以上所属し、世界中の子どもを支援してきた活動内容を報告。激しい戦闘が続くウクライナやパレスチナ自治区ガザ地区をはじめ紛争地の実態を示し、「地球は第2次世界大戦以降、今が最も暴力的な環境で、子どもたちが暮らすには困難な場所になっている」と警鐘を鳴らした。
さらに、紛争と同時に各地で起きる気候変動の課題を指摘し、災害や感染症のまん延など気候変動が及ぼす幼児らへの健康被害を強調。「何の責任もない子どもたちが気候変動による負担を強いられる」と訴え、持続可能な地球環境を守ることの重要性を示した。
最後に沖縄戦の歴史に触れ、「過去に悲惨な経験をした沖縄だからこそ、平和の発信地となるべきだ。皆さんが抱く『平和の心』を声に出して共に行動してほしい」と参加者に呼び掛けた。
講演会には、山口那津男代表がビデオメッセージを寄せ、「沖縄のさまざまな力を生かし、国連とも連携しながら、SDGsやアジア・太平洋地域の平和構築を推進する拠点を築く」と述べた。また、党広島、長崎両県本部の代表メンバーもオンラインで登壇した。
■対馬丸記念館や米軍基地跡地へ
講演会に先立ち、金城座長はベネス代表らと各所を視察。太平洋戦争中に撃沈された学童疎開船・対馬丸の歴史を後世に語り継ぐ対馬丸記念館(那覇市)や、米軍の核ミサイル発射基地「メースB」跡地と沖縄科学技術大学院大学(ともに恩納村)を訪れ、関係者と面会した。
金城座長は「2030年までの平和創造拠点の構築をめざし、『世界と沖縄』『国連と沖縄』について県民をはじめ多くの人へ発信を続けていく」と決意を述べた。