2023年11月28日 1面
締約国会議に当たって公明党は、核兵器廃絶推進委員長の谷合正明参院幹事長を派遣。谷合氏は、27日に行われる国会議員会合で演説を行う予定だ。
演説で谷合氏は、唯一の戦争被爆国である日本の政治家として「核兵器なき世界」に向けた議論に貢献する考えを示す。公明党が結党以来、核廃絶を一貫して訴えてきた歴史を紹介し、核の不使用の記録を永遠に維持する必要性を主張する。
核禁条約については、核廃絶の国際規範を確立するものとして重視する姿勢を表明。公明党として、日本政府の締約国会議へのオブザーバー参加を求め、日本政府が条約を締結・批准できる環境整備に取り組んでいることについても報告する。
会合開幕に先立ち現地入りした谷合氏は26日、国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)の事務局長に9月に就任したメリッサ・パーク氏と会い、意見を交わした。