2023年04月14日 2面
公明党の経済連携協定等対策本部(本部長=谷合正明参院幹事長)は13日、衆院第2議員会館で日豪など環太平洋連携協定(TPP)の参加国が英国の加入を認めることで大筋合意したことについて、政府側と意見を交わした。
谷合本部長は「英国のTPP加入交渉の実質妥結は大きな意義がある」と述べ、交渉内容や経済効果を聞いた。
内閣官房は、現行のTPPの水準を超えない範囲で妥結し、「日本がTPPの約束水準を超えて譲歩したものは一切ない」と説明。日本から英国への輸出では、「日英の経済連携協定では得ていなかったものとして、新たに精米などの関税撤廃を獲得した」と述べた。
また、英国の加入により、TPP参加国のGDP(国内総生産)の合計は世界全体の約12%から約15%に拡大すると紹介した。