2023年04月06日 2面
超党派の国会議員でつくる「自殺対策を推進する議員の会」(会長=自民・武見敬三参院議員)は5日、首相官邸で岸田文雄首相に対し、子ども・若者の自殺対策に関する緊急要望を行った。公明党から谷合正明参院幹事長、竹内真二参院議員が出席した。
同会は、昨年の児童生徒の自殺者数が過去最多を更新したことを指摘し、今月発足した「こども家庭庁」に、子どもの自殺対策を担当する専任の管理職を配置するよう要請した。岸田首相は、子どもの自殺者数の増加を深刻に受け止めるとし、専任の管理職の配置について「ぜひ検討したい」と応じた。
緊急要望では、子どもの自殺に関する情報を集約し多角的に分析する体制整備や、全ての学校で対策を推進するために必要な予算確保も求めた。
谷合氏は、同会内に「こども・若者自殺対策推進本部」を設置したことを報告した。本部長は谷合氏が務める。