2023年1月19日 2面
公明党の山口那津男代表は18日、衆院第1議員会館で、国連開発計画(UNDP)対外関係・アドボカシーのウリカ・モデール局長と会談し、人間の安全保障の確立に向け協力していくことで一致した。谷合正明広報委員長(参院幹事長)、高橋光男国際局次長(参院議員)が同席した。
席上、モデール局長と山口代表の両氏は、新型コロナウイルスの感染拡大やロシアによるウクライナ侵略、エネルギー危機など人間の安全保障が脅かされているとの認識を共有した。
その上で、モデール局長は、今後の取り組みに関して、人間の安全保障の枠組みを充実させる観点から「人間の主体性」に着目していくと強調。複雑に絡み合う課題に対して「一つずつ解決策を見つけたい」と述べた。山口代表は、日本が今年の先進7カ国(G7)の議長国であることなどに触れ、「国際秩序を立て直し、人間の安全保障へリーダーシップを示したい」と訴えた。
また山口代表は、UNDPの活動の重要性を力説し、「財政資金が確保されるよう一層努力したい」と述べた。