2022年12月13日 2面
公明党SDGs(持続可能な開発目標)推進本部の谷合正明本部長(参院幹事長)と高橋光男参院議員は12日、神戸市東灘区の下水処理場を訪れ、汚泥を肥料に活用する取り組みを視察した。北川道夫市議、岩佐健矢・神戸市青年委員も同行した。
同処理場は2012年度から民間会社と共同で実証実験に取り組み、下水の消化汚泥からリンを高純度に精製して回収する仕組みを開発。現在はリンを使った「こうべハーベスト」という農業用肥料を作り農家や市民に販売している。消化汚泥に含まれるリンはこれまで、焼却・埋め立て処分されていただけに、リンの回収と肥料化は、資源循環の先進事例として注目を集めている。
視察後、谷合氏らは「持続可能な社会をつくるための素晴らしい取り組みだ。今後、全国的な普及につなげられるよう、後押ししたい」と語った。