2022年7月29日 2面
公明党広島県本部の田川寿一代表(県議)と田中勝広島市議は28日、首相官邸で寺田稔首相補佐官と会い、「核兵器のない世界」の実現に向けた岸田文雄首相宛ての緊急要望を行った。谷合正明参院幹事長、平林晃衆院議員が同席した。
田川県代表は「唯一の戦争被爆国である日本が核兵器廃絶への機運を高めるための具体的な道筋を示す必要がある」と訴えた。その上で、核軍縮・核不拡散の合意形成へ日本がリーダーシップを発揮するよう要望した。来年5月に広島で開催される先進7カ国首脳会議(G7サミット)に際して、各国首脳が広島平和記念資料館の見学などを通じて被爆の実相を共有することを要請。また、核兵器の役割低減に関する首脳級会合の開催を提案するよう求めた。
寺田首相補佐官は「しっかりと岸田首相とも共有したい」と答えた。