2022年5月20日 6面
公明党の谷あい正明参院幹事長(参院選予定候補=比例区)はこのほど、瀬戸内海に浮かぶ離島の広島県大崎上島町を訪れ、スイスに本部を置く「国際バカロレア(IB)機構」が認定する県立広島叡智学園中学校・高等学校(福嶋一彦校長)を視察した。高田幸典町長のほか、公明党から下西幸雄県議、加根佳基、坂元百合子の両東広島市議、道法知江・竹原市議が同行した。
IBとは、同機構が提供する国際的な教育プログラムで、グローバル化に対応できる人材を育成し、修了すると海外の大学への入学資格が付与される。文部科学省のまとめによると、今年3月末までに世界約160の国と地域で約5400校が認定されており、国内でも公・私立合わせて57校が認定されている。
IBには年齢に応じたプログラムがあり、同校は11~16歳を対象とする中等教育プログラムと、16~19歳を対象とする「ディプロマ・プログラム」の認定を受けている。担当者によると「全生徒が一貫したIBの教育プログラムを履修するのは、国内の公立校では初めて」という。
同校は2019年度に開校した全寮制の併設型中高一貫校で、4月からは高校がスタート。留学生の受け入れも始め、本年度は7カ国11人が共に学んでいる。
谷あい氏らは、福嶋校長らと意見交換した後、校内を見学。ウガンダからの留学生と懇談し、「頑張って勉強してください」などと激励した。
視察を終えた谷あい氏は、「世界を舞台に活躍するグローバル人材の育成に向け、これからも全力で取り組みたい」と語った。