2022年5月5日 1面
公明党の山口那津男代表は4日、福岡県内3カ所で、あきの公造参院議員(参院選予定候補=福岡選挙区、自民党推薦)と共に街頭演説し、新型コロナウイルスの感染拡大やウクライナ危機を直面する課題に挙げ「国民の命を守り、世界の平和のために道を切り開けるのは、公明党がいる連立政権しかない」と訴えた。
山口代表は、コロナ禍克服に向け、国産飲み薬の迅速な確保を政府に提言し、100万人分の購入に道筋を付けたと力説。その上で「あらゆる感染症を乗り越えるには、日本の製薬メーカーが有効な治療薬やワクチンを開発し、実用化できる力をつけなければならない。公明党としても後押ししていく」と述べた。
あきの氏は、全国民分の海外ワクチン確保のほか、コロナ治療薬「レムデシビル」の国内初承認へ導いた自身の取り組みに触れ「命と暮らしを守るため、力の限り闘い抜く」と訴えた。
公明党の石井啓一幹事長は4日、広島市内で、谷あい正明参院幹事長(参院選予定候補=比例区)と共に街頭演説を行い、政府の原油価格・物価高騰等総合緊急対策に触れ、「公明党の提言により、地方自治体が地域の実情に応じて支援策を打てる地方創生臨時交付金1兆円が盛り込まれた」と強調した。
その上で「コロナ禍、ウクライナ危機という難局を乗り越えるには自公連立による政治の安定が必要だ」と力説した。
谷あい氏は、今年度で期限を迎える就職氷河期世代を支援する交付金制度の延長などを主張し、「誰一人取り残さないとの信条を貫く」と決意を述べた。