2021年10月13日 6面
公明党の谷合正明参院議員は先ごろ、愛媛県宇和島市を訪れ、市内でタイ養殖を営む株式会社タイチの徳弘多一郎代表取締役から水産業の現状と課題などを聞いた。これには、松本孔、我妻正三、畠山博文の各宇和島市議が同行した。
徳弘代表取締役は、飢餓を防ぐための世界的な食糧事情の変化で、魚粉など配合飼料の原料となる小魚が減り、値段が高騰していることを説明。現状では、魚粉に代わる飼料がないため、「二酸化炭素から作られる代替タンパクなどを活用できるような支援をしてほしい」と訴えた。また、海洋プラスチックごみの回収と資源化についても要望した。谷合氏は、「安全で持続可能な養殖ができるよう、しっかり支援を進めていく」と語っていた。