2021年5月15日 2面
LGBTなど性的少数者に関する課題を考える超党派議員連盟は14日、衆院第1議員会館で総会を開催し、性的指向や性自認を理由とする差別は許されないとの基本理念を定めた法案(議員立法)を取りまとめた。同議連の事務局長を務める公明党の谷合正明参院幹事長らが出席した。
同法案は、基本理念にのっとり、国や自治体が性的指向や性自認の多様性に対する理解増進へ施策を実施するよう明記。また、政府が毎年、施策の実施状況を公表しなければならないとした。事業者に対しては、労働者への普及啓発や就業環境の整備、相談機会の確保などを求めている。
総会で谷合事務局長は「今国会での成立を確実にしていきたい」と訴えた。