2021年4月20日 1面
公明党の石井啓一幹事長は19日、広島市内で開かれた党中国方面本部(本部長=桝屋敬悟衆院議員)の会合に出席し、参院広島選挙区の再選挙(25日投票)で激闘する自民党公認・新人の西田ひでのり候補(公明党推薦)への支援拡大を訴えた。斉藤鉄夫、古屋範子の両副代表、桝屋本部長、谷合正明参院幹事長のほか、自民党の山口泰明選挙対策委員長、岸田文雄広島県連会長らが出席した。
石井幹事長は「今回の選挙は7月の東京都議選や次期衆院選の前哨戦。断じて負けられない」と強調。その上で「西田氏は清潔、公正な政治に徹していく間違いのない候補だ。また、コロナ禍という国難を乗り越えるには安定した政治が必要であり、与党統一候補の勝利が重要」と力説した。さらに、「基本政策がバラバラで票目当ての“野合”候補に任せるわけにはいかない。最後まで戦い抜き、何としても西田候補を勝たせよう」と呼び掛けた。
山口選対委員長は「情勢は横一線だ。ぜひとも押し上げていただきたい」と述べ、岸田県連会長は「今回の出直し選挙で自民党は自らの足元を見つめ直し、変わらなければならない。与党の議席を守るには公明党の力添えがなければ勝ち抜けない」と支援を求めた。
あいさつした西田候補は「安定した自公政権で責任ある政治を進めるため、勝たせてください」と訴えた。