2020年11月21日 2面
公明党の自殺防止対策プロジェクトチーム(PT)座長の谷合正明参院幹事長は19日、参院議員会館で山本博司厚生労働副大臣(公明党)に、コロナ禍における自殺防止対策の強化を求める緊急提言を手渡した。山本副大臣は「しっかり受け止めたい」と応じた。同PTの竹内真二事務局長(参院議員)が同席した。
谷合座長は、自殺者数が7月以降、増加に転じていることなどを踏まえ「救える命を全力で守り抜かなければならない」と強調。要因などの迅速な分析や、最新の動向を踏まえた相談・支援体制の強化を訴えた。
若年女性の自殺増が目立つことから、SNS(会員制交流サイト)相談の充実や心のケアなどの支援強化を要請。学校での予防策やインターネット上の誹謗・中傷対策なども求めた。
PTは同日、文部科学省で鰐淵洋子大臣政務官(公明党)にも同様の緊急提言を提出した。