2019年10月24日 1面
公明党の山口那津男代表は23日夕、都内でパレスチナ自治政府のアッバス大統領(パレスチナ解放機構=PLO=執行委員会議長)と和やかに会談した。谷合正明国際委員長、石川博崇参院国会対策委員長、岡本三成国際局長(衆院議員)が同席した。
席上、アッバス大統領は、天皇陛下の即位の礼に参列したことを「大変に光栄でうれしく思う」と語るとともに、台風19号による甚大な被害に対しお見舞いの言葉を述べた。
山口代表は、アッバス大統領の来日を歓迎した上で、イスラエルとパレスチナの中東和平問題について、両者の共存共栄に向け、「対話による2国家解決を支持する」と表明した。
また、パレスチナの発展に関して、「経済や教育などで具体的に支援したい」と強調し、留学生の受け入れなどを継続的に進めることの重要性も力説した。
アッバス大統領は、これまでの日本の継続的な支援に謝意を述べたほか、イスラエルとの和平問題については「日本が2国家解決を(支持する立場を)貫いていることを心強く思う」と応じた。