2019年03月09日 2面
平和と教育の交流をさらに――。公明党の山口那津男代表は8日午前、国会内で、日本政府の招へいで来日しているパレスチナ自治区ガザの教員と懇談した。谷合正明、佐々木さやかの両参院議員が同席した。
懇談会で、ガザの教員らは、7日に広島市を訪問した感想を紹介。被爆者の体験を聞き、ガザでも大規模な紛争が相次いだことを思い起こし、「心が痛んだ」と述べた。また、市内の小学校で平和教育の授業を視察し、児童や教員と交流したことに触れ、「今回の経験を生かして、子どもたちの未来を開いていきたい」と語った。
山口代表は、日本も過去の戦争であまりにも多くの人を犠牲にした歴史を踏まえ、「二度と戦争してはいけないという強い誓いを国民は共有している」と強調。訪日した感想をガザの人たちに伝えてほしいと述べた。