2018年09月23日 2面
谷合正明農林水産副大臣(公明党)は22日、西日本豪雨で甚大な被害を受けた愛媛県宇和島市を訪れ、ミカン園地で土砂崩れが発生した現場を視察した後、農林水産業の関係者と意見交換を行った。公明党の山本ひろし参院議員(参院選予定候補=比例区)、笹岡博之、木村誉両愛媛県議、地元の市議が同行した。
意見交換で、愛媛県漁業協同組合連合会の平井義則代表理事会長は、「豪雨で大量の土砂や流木が海に流れ込み、養殖しているタイやスズキなどを中心に約1億3000万円の被害に遭った」と説明。養殖被害への助成や、漁業共済の加入料減額と災害時特約などの見直しを求めた。
また、愛媛県農業協同組合中央会(JA愛媛中央会)の田坂實会長は、「生産者の営農意欲が維持できるような施策を実施してほしい」と訴え、園地の土作りや流された樹体撤去費用の助成額増額など、かんきつ園地の復興に向けた支援を要望した。愛媛県森林組合連合会、JAえひめ南とも意見交換を行った。
谷合副大臣は、「いずれも重要な基幹産業であり、国としても農林水産業の復興にしっかりと取り組みたい」と語った。