2018年07月22日 2面
公明党の山口那津男代表は21日、徳島県鳴門市で開かれた党四国方面本部の夏季議員研修会に出席し、来年春の統一地方選、夏の参院選に向けた党勢拡大の取り組みについて、「議員一人一人が率先して地域の中で訪問対話の闘いを進め、来年の勝利に結び付けていきたい」と力説した。
山口代表は、来年の二つの選挙は「公明党にとって試金石となる」と強調。2007年の全員当選を果たした統一地方選直後の参院選で、公明党は複数の選挙区で議席を獲得できなかった教訓を踏まえ、議員自ら“草の根”に徹した取り組みの先頭に立っていこうと呼び掛けた。
また、現場主義の取り組みについては、党を挙げて展開した「100万人訪問・調査」運動に触れ、訪問対話の重要性を強調。その上で、「これからも調査や聞き取りを続けながら、議会活動に反映させ、施策を推進する取り組みを継続していくことが大事だ」と訴えた。
この後、質疑応答が活発に行われ、地域の孤独・孤立対策に関する質問に対して山口代表は、災害時に社会的孤立にある人の命を守るためにも「公明党が提唱してきた『支え合う社会』への取り組みを各地で大いに進めてほしい」と述べた。
研修会では、党四国方面本部長の石田祝稔政務調査会長、同副本部長の山本ひろし(参院選予定候補=比例区)と谷合正明の両参院議員を講師に、同方面本部所属の議員が通常国会で成立した法律や政策課題について研さんを重ねた。