3月25日、谷合正明農林水産副大臣(公明党)は山口県下関市で、菊川町猟友会(大林正二会長)の活動を視察した。曽田聡県議と前東直樹市議が同行した。
この日、早朝から7時間かけシカやイノシシを捕獲した大林会長らは「ボランティア同然で休日に活動している」と語っていた。猟友会らの奮闘で2013年度1億8000万円だった同市の農業被害額は4000万円減額した。
谷合氏は「鳥獣被害は深刻だ。活動しやすい環境整備を進めたい」と応じていた。
引き続き同市豊田町で新規就農した20~40代の若者と懇談。アスパラ生産に励むメンバーは「耕作放棄地を借りにくい」「追加融資を受けづらい」などの声を寄せていた。
谷合氏は「若い担い手はもっと必要。新規就農の促進に取り組む」と話していた。
これに先立ち、一行は家族で酪農業を営む小嶋一成さんを訪ね、経営の実情や課題などで意見を交換した。
谷合氏は同日、上岡康彦県議と共に同県柳井市で集落営農法人の連合体「アグリ南すおう株式会社」も視察した。
(公明新聞:2018年4月1日(日)付中国版より転載)