谷合正明参院議員が登壇した高知の時局講演会、広島の講演会の模様が公明新聞に紹介されましたので、以下転載致します。
公明党高知県本部(池脇純一代表=県議)の時局講演会が5日、高知市と宿毛市で開かれ、谷あい正明参院議員(参院選予定候補=比例区)が、石田祝稔政務調査会長(衆院議員)、山本博司参院議員らと共に断固勝利を訴えた。
『景気回復の実感広げる/給付型奨学金、年金改善策に全力』
石田氏は参院選の争点について、「“安定の自公”か、“混乱の民共”かを問う選挙だ。民進党と共産党は、自衛隊や日米安保など根本政策の考え方が180度違う。1人区で野党候補を一本化しても、後で混乱するのは必至。政権を安定させて政策を進めることが重要だ」と強調した。
また石田氏は、有効求人倍率が高知県でも1・07に上昇したことを紹介し、「アベノミクスの効果は間違いなく上がっているが、まだ道半ばで、理想には至っていない。景気回復の実感を地方や中小企業、家計、個人に広げていくために、連立政権の経済政策を継続していかねばならない」と力説。さらに、経済的理由で進学できない若者を支援する返済不要の「給付型奨学金」の創設、年金受給資格を短縮する改善策を公明党の政策として全力で進めていく方針を語った。
谷あい氏は、大日本猟友会から推薦を受けた鳥獣対策の取り組みや、中東から難民を留学生として受け入れる提案が国の方針として拡充されたことを紹介し、「勝利に向けて全力で走り抜く」と決意を示した。
『比例区の情勢』
『支持拡大が伸び悩み予断許さぬ谷あい氏』
22日の公示が迫った第24回参議院議員選挙(7月10日投開票)。四国では公明党勝利に向けて、谷あい正明参院議員(比例区予定候補)が連日奮闘しているが、情勢は全く予断を許さない。
参院選比例区は、個人名と政党名を合計した全国得票数に応じて各党の獲得議席数を決定し、個人名の得票が多い候補から順に当選が決まる。谷あい氏が前回出馬した6年前、公明は763万9432票を獲得し、6議席だった。
今回は、自公連立政権の経済政策などが争点だが、圧倒的に支持率が高い自民に対し、民進、共産ら野党が攻勢を強めている。その対立構図の中で、埋没している公明の谷あい氏は、“合区”の影響などもあり、支持拡大の勢いと広がりに欠け、伸び悩んでいる。
今後の戦いで、個人名の浸透を図り、支持を広げる大攻勢がなければ、谷あい氏の議席獲得は危うい。
『作家・元外務省主任分析官/佐藤優氏が広島で講演』
『平和安全法制 公明が他国防衛に歯止め/子どもを大切にする政策は成長戦略』
公明党広島県本部の政経セミナーが8日、広島市内で開かれ、作家で元外務省主任分析官の佐藤優氏が講演し、谷あい正明参院議員が出席した。佐藤氏の講演要旨は次の通り。
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一、公明党の力というのは、その背後に価値観があることだ。それは、生命の尊重であり、人間を中心軸とした普遍的な価値観である。
一、(平和安全法制について)2014年7月1日の閣議決定がすごく重要だ。この法律で、「戦争ができるようになった」という人たちがいるとすれば、それは全く違う。一方、(他国防衛ができる)フルスペックの集団的自衛権で、地球の裏側まで自衛隊を送りたいと思っている人たちもいる。そこに公明党が、ガチッと歯止めをかけた。
一、集団的自衛権は、個別的自衛権と重なっている部分があるが、今回の平和安全法制で、そこがきちんと整理されたので、日本の安全保障体制というのは、世界でより信頼されるようになった。
一、今、子どもの貧困が問題になっており、各地に「子ども食堂」ができている。海外では廃棄された食品を困窮世帯へ分け与えるフードバンクの制度もある。子どもの貧困を解決していくことは人道的にも必要で、後で公的扶助を受ける可能性も少なくなる。子どもを大切にする政策は中長期的に考えると大きな成長戦略になる。公明党の政策は人間の心を考えている。
一、谷あいさんは著作「人道の国・日本を目指して」の中で「テロは断じて容認されるものではない。それと同時にテロリストが生まれる要因を取り除かなければならない。結局は一人一人の人間を見つめ、人間と人間の環境を結ぶことが大切になる」と言っている。人と人の関係を通じて世の中を大きく変えていく。こういう人間主義の価値観を持った人が、国会で活躍してくれることを期待している。
(公明新聞:2016年6月12日(日)付より転載)