【メルマガ】給付型奨学金制度の創設に向けて

【No.195　2016年4月4日】

《 給付型奨学金制度の創設に向けて 》

皆さん、こんにちは。谷あい正明です。

4月に入り、各地で桜が満開となりました。皆さん、いかがお過ごしになられましたか？ 私は、この土日は高知、鳥取、島根、山口とまわりました。

先週は国会において、平成28年度予算、また軽減税率を含む税法が成立いたしました。ありがとうございます！

目下、経済を着実に改善させていくことが最大の国政課題であります。成立した予算の早期執行や、軽減税率実施への準備にしっかりと取り組んでまいります。

安倍総理は先の記者会見のなかで、返済のいらない給付型奨学金の制度創設について検討していく旨、表明しました。

給付型奨学金については、公明党は従来から、その創設を訴えてまいりました。私も、先月１８日の予算委員会で、制度導入を強く主張しました。先進国で大学レベルの公的な給付型奨学金制度がない国は、日本とアイスランドだけであります。

質疑で、馳文科大臣は、一般に大学進学率が73％あるのに対し、児童養護施設出身の子どもの進学率は23％、生活保護世帯やひとり親世帯は40％代にとどまっていることに言及。

「対象と財源を考慮した上、意欲と能力がある生徒に、進学の道を切り開いていく」と制度創設への決意を示しました。

振り込め詐欺救済法に基づく、犯罪被害者への奨学金制度についても、平成28年度より貸与制から給付制に切り替えていくことも明らかになりました。

入学・進学のシーズンになりました。いまや学生の2人に１人が活用している奨学金制度。改善に向けた取り組みを紹介させていただきました。無利子型、所得連動返還型に加え、給付型の奨学金を創設できるように、公明党挙げて粘り強く取り組んでまいります！

（谷あい）