【No.190 2016年2月8日】
北朝鮮のミサイル発射に断固抗議します。世界の平和と安全を損なう重大な脅威であり、国連の安保理決議に違反するものであります。政府与党として、国際社会と連携して対応します。(谷あい)
《 育児をしない男は意気地なし!? 》
皆さん、こんにちは。谷あい正明です。
私は超党派イクメン議連共同座長として、男女ともに子育てしやすい環境づくりに取り組んでまいりました。
その原動力をお伝えするために、9年前に我が家に第1子が生まれた時のエッセー「育児をしない男は意気地なし!?」を改めて紹介します。
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私は、難民キャンプで医療支援をしてきたので、出産は命懸けだという思いが強い。そんな私が、わが子の出産に立ち会い、へその緒を切ることになった。ゴムチューブみたいな感触だったが、初めて父親になった気分だった。子供への感謝の思いは尽きないし、命を生み出す女性の力に対して、心から畏敬の念を覚えた。
今回、出生率がさらに下がった。どの政府も少子社会対策を訴え、男性の育児参加も叫ばれ始めた。しかし、男性の育児休暇の取得率は0.56%で、現実は厳しい。
公明党は4月に少子社会トータルプランを発表し、「仕事と生活の調和」を柱の一つとした。私は、出産前の両親学級に参加して、男性に育児を求めるのであれば、胎児の時から父親に育児参加させることの重要性を痛感した。
マスコミが、育休を取得した男性の声を載せる時代になったが、これから大事なのは裾野を広げることだ。政治の課題は、大企業や公務員だけでなく、中小企業、自営業、派遣(非正規労働)等で働く男女が育児に参加しやすい仕組みをつくることだ。
私は、子育て先進国のスウェーデンに留学していたが、確かに同国の男性は、育児・家事に自然体で向き合っていた。男性の育休取得率は80%近い。しかし、そのスウェーデンでも四半世紀かけて、今の姿になったというから、日本でも地道に子育て支援と意識改革を進めるべきだ。
日本で子連れ男性の公園デビューが普通になったら、そこで男たちはどんな会話をするのだろう。
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私は幸いにも、4人の子どもの出産にすべて立ち会うことが出来ました。
文中、0.56%だった男性の育休取得率は、9年経って2.3%に。出生率は1.29%から1.42%に。
国会議員の育休宣言をめぐり議論沸騰しましたが、子育てに関する意識改革に地道に取り組むしかありません。
政府は「希望出生率1.8」の実現を掲げています。子育て支援と働き方改革の中でも、特に教育費用の負担軽減、待機児童の解消、長時間労働の是正は大きな課題であると考えます。
(谷あい)