【No.14 2010年3月30日】
鳩山政権がダメな理由(2)
現在、鳩山政権は機能低下の一途です。郵政、普天間基地移設の迷走、国家公安委員長のスキャンダル。自公政権の時であれば、完全にアウトです。
国民的議論もないままに、郵政や高速道路行政は、民から官へと逆行しています。しかも民主党マニフェストとは180度違う方向に。族議員とも言える大臣や幹事長が利益誘導型の政治に変質させ、リーダーシップのない総理や官房長官はそれを見ているだけ。
これでは国民も愛想を尽かします。ハッキリ言いますが、早く退陣した方が日本のためです。
しかし、政権の支持率が下がっていることを、私は野党の議員だからと言って、単純に喜ぶ気持ちにはなれません。なぜなら、政治なんて誰がやっても変わらないという強い政治不信につながっているからです。参院選挙を前にして、有権者は行き場を失っているのではないでしょうか。
この政治不信を払しょくするのはどの政党なのか。自民党でしょうか?民主党でしょうか?それこそが公明党の役割ではないでしょうか。しかし、現状はまだまだアピールしきれていない。
それでは、どうやって政治不信を払しょくし、信頼を回復していくのか。
私は、そのキーワードは「清潔」「政策」「未来」だと考えます。
公明党は、全ての政党を巻き込んで政党間協議を設け、政治資金規正法の改正を実現していく。また、地方の現場の声を積み上げることによって、介護、医療、雇用といった社会保障政策や地域経済・成長戦略について具体的な政策提言をしていく。さらに、子どもたちの未来のために、大胆に行政改革を行い、財政再建の問題も先送りしない政治をすること。
しがらみのない30代の政治家である谷あい正明に課せられた責任だと痛感しています。
(谷あい)