【No.13 2010年3月30日】
鳩山政権がダメな理由(1)
皆さん、こんにちは。谷合正明です。
先週のメルマガ(「すり寄り批判について」)に対して、たくさんのご意見やご要望を承りました。心より御礼申し上げます。政策判断をするうえで、今後大いに参考にさせていただきたいと思います。
さて、最近、一人で街頭演説をしていると、道行く人の反応が少しずつ変化しているように感じます。つまり現在の政権運営に厳しい目が向けられているということです。潮目が大きく変化していることを実感しています。
そうした中、先週水曜日に平成22年度予算は成立いたしました。この予算について、公明党は3つの理由から反対しました。
一つはマニフェスト違反であるという点。二つ目は財政再建の道筋が示されていないという点、三つ目には新政権独自の景気・経済対策がないという点です。
特に私が指摘したいのは、国の借金をどうやって減らしていくのかということです。92兆円の予算は、37兆円の税収を上回る44兆円の借金で支えられています。借金依存度は過去最悪の48%。
昨年の夏、民主党は、特別会計と一般会計あわせた200兆円の予算を組みかえれば、簡単に10兆円はねん出できると幻想をふりまきました。しかし、むしろ悪化してしまったのです。
(2)に続く
(谷あい)