【No.162 2014年10月28日】
《 ノーベル賞から地方創生まで - 識者の声 》
最近、党の会合や視察でお会いした方々の声を紹介したいと思います。共通するのは、教育、人材育成に光を当てていることです。
ノーベル物理学賞受賞者の名古屋大学の天野教授。青色LEDの研究成果が出るまで20年ぐらいかかったことを通じて、「国は大学にすぐに結果を求めるのではなく、基礎研究を地道に続けられるようにすべき。」
国連パレスチナ難民救済事業機構のクレヘンビュール事務局長。この8年間で4度の戦争を経験したガザ地区の復興について、「同地区の子供たちへの初等教育を粘り強く展開していくことがカギ。」
ICTや芸術を活かした地方創生で、全国の注目を集める徳島県神山町のNPO法人グリーンバレーの大南理事長。「過疎化の現状を受け入れた上で、創造的過疎を目指している。ICT人材育成の神山塾を卒業した若い女性たちの半数が、地元に定着している。」
今秋の岡山と名古屋におけるESD世界会議の成功に向け、党ESD推進PTの申入れを受けた下村文部科学大臣。「これから(ESDの核となる)ユネスコスクールを現在の700校から2000ぐらいに増やしたい。持続可能な開発のための教育を、世界にアピールする。」
(谷あい)