谷合正明参院議員が文部科学省を訪れ、要望を行った模様が、このたび公明新聞に掲載されましたので、転載します。
持続発展教育の普及を
世界会議の認知など要望
文科相に党プロジェクトチーム
公明党の国連ESD(持続発展教育)の10年推進プロジェクトチーム(PT、谷合正明座長=参院議員)は23日、文部科学省を訪れ、下村博文文科相に対し、ESDの周知や普及などを求める要望を行った。谷合座長のほか、荒木清寛参院議員、浮島智子、中野洋昌の両衆院議員が同席した。
ESDは環境や他文化への理解を深める教育を行い、持続可能な社会をめざす国際的な人材を育成する取り組み。2002年の環境開発サミットで日本が提唱し、国連が05~14年を「持続可能な開発のための教育の10年」と定め、ユネスコ(国連教育科学文化機関)主導で各国で取り組まれている。日本では主に学校教育で導入が進み、ESDなどユネスコの理念に沿った教育を行う「ユネスコスクール」が世界最多の705校(今年8月時点)まで拡大した。来月には、岡山市と名古屋市でESDユネスコ世界会議が開催される。
要望では、日本のESDに関する取り組みや成果の広報、世界会議の認知度向上、優良事例の発信などを求めた。
席上、谷合座長は、今月11日に岡山市で開催された、ESD推進における公民館の役割を考える国際会議が採択した「岡山コミットメント」に触れ、「地域でESDを推進する体制も構築すべきだ」と主張した。
下村文科相は、「世界会議後も日本が先頭に立ってESDを普及していく。ユネスコスクールの拡大なども公明党と協力しながら進めたい」と述べた。
(公明新聞:2014年10月24日(金)付より転載)