谷合正明公明党青年委員長(参院議員)は1月29日、青年委員会等の合同会議で学校でのいじめ対策に関する講演会・意見交換会を開きました。以下、公明新聞記事を転載します。
(岡山事務所)
いじめ対策に関して荻上氏(奥中央)の講演を聞いた党合同会議=29日 参院議員会館
荻上氏を講師に講演会開く
党合同会議
公明党の青年委員会、文部科学委員会、いじめ問題等検討プロジェクトチームは29日、参院議員会館で「ストップいじめ!プロジェクトチーム」代表で評論家の荻上チキ氏を講師に招き、学校でのいじめ対策に関する講演会を開いた。谷合正明青年委員長(参院議員)、浮島智子文科部会長(衆院議員)らが出席した。
荻上氏は「日本のいじめは暴力よりも無視したり変なあだ名を付けたりする『コミュニケーション操作型』が多い」とし、大人からいじめの実態が見えにくい状況にあると指摘。「いかに子どもがSOSを出しやすい環境をつくるかが大事だ」と述べた。
また、荻上氏は、いじめ対策を効果的に進めるには、
(1)全学校で統計データを採取
(2)データを基に各現場で適切と思われる施策を実施
(3)施策の効果を検証
(4)検証結果などの情報を自治体間で共有し、より適切な施策を実行
――といった手順を繰り返す必要があると強調した。
一方、具体的ないじめ対策として、いじめに遭った際の記録を記す欄や学校外の相談機関の連絡先が設けられた用紙を生徒手帳に貼る「いのちの生徒手帳プロジェクト」や、全学校での年2回の匿名アンケートの実施などを提案した。
(公明新聞:2013年1月31日付より転載)