谷合正明参院議員が過日、北海道夕張市で行った現地調査のもようが公明新聞に掲載されました。以下、公明新聞記事を転載します。
(岡山事務所)
農作物の鳥獣被害防げ
党PT 北海道夕張市で現地調査
エゾシカによる農作物被害を調査する(右から)横山、稲津、(1人おいて)谷合、渡辺の各氏ら=22日 北海道夕張市
公明党の野生動物被害対策プロジェクトチーム(PT、谷合正明座長=参院議員)は22日、北海道夕張市を訪れ、年々深刻化するエゾシカなどの鳥獣による農作物の被害状況を視察するとともに、鈴木直道市長やJA夕張市の前田昌一代表理事組合長らと今後の対策強化に向けて意見を交わした。
谷合座長と横山信一事務局長(参院議員)のほか、稲津久衆院議員、渡辺孝男参院議員、高間澄子同市議、本郷幸治・美唄市議が同行した。
一行はまず、JA夕張市の国田稔美理事の案内で、エゾシカが特産のメロンを食い荒らした富野地区の農地を視察。国田理事は「ここ2、3年、収穫直前になると栽培用のビニールハウスの中まで侵入してメロンを食い荒らしている」と述べ、食害から守るためにエゾシカの侵入を防ぐ電気柵の増設を求めた。
また、沼ノ沢地区でエゾシカによる被害を受けた農家、波佐尾芳和さんと懇談した。
一行は、夕張市役所、JA夕張市も相次いで訪問。関係者から鳥獣ごとの農作物の被害状況や駆除対策に関する説明を受け、被害防止策の強化に向けて要望を聞いた。その中で、「エゾシカの駆除に当たるハンターの高齢化などに対する総合的な対策を」(鈴木市長)、「急増するシカの頭数を減らすための対策を矢継ぎ早に講じてほしい」(前田組合長)といった声が寄せられた。
終了後、谷合座長は「ハンターの確保などで、鳥獣の頭数を減少させるための対策が欠かせない。現場の実情を踏まえて、国に予算措置などを求めていきたい」と語っていた。
(公明新聞:2011年9月24日付より転載)