【No.86 2011年4月22日】
《 風評被害と戦う いわき市へ 》
皆さん、こんにちは。谷合正明です。
統一選後半戦の投票日まであと2日。最後の最後まで執念の戦いで完全勝利を勝ち取ってまいります。明日は、徳島と高松へ駆けつけます。
現場で命がけで戦う地方議員がいて、その現場の真の情報を伝えることができます。そのネットワーク力で、公明党は、被災者救済に全力を挙げています。
一昨日、福島県いわき市内の避難所、法律相談所、消費者センターを訪れました。写真をブログにアップしています。(http://m-taniai.jugem.jp/?eid=1916)
今回、特に深刻な問題だと感じたことは―
・風評被害
例年秋口に獲った魚を冷凍保存し、順次、卸していくのだが、3月以降まったく売れなくなった水産加工会社。福島というだけで受ける差別。
・二重ローン
住宅や車を流された被災者。二重にローンを組む余裕もない。破産した場合、個人信用情報機関に登録され、新たなローンを組めない。
・雇用危機
風評被害に苦しむ一次産業。勤め先が原発から半径20キロ圏内の従業員。映画「フラガール」の舞台にもなったいわき市に観光客が戻ってくるだろうか。
このうち二重ローンの問題について、昨日、参院内閣委員会で枝野官房長官に質問しました。
官房長官は「債務放棄を誘導することができないか、関係当局に前向きに検討するよう指示を出している」と答弁。
福島県は、地震、津波、原発、風評被害の4重の苦しみに耐えています。そこでの希望は何か。
避難所となっている中学校。地震以来、そこで寝泊まり続けた校長先生は、力を込めて言いました。
「将来、いわきの、福島の復興のための人材になるために、生徒には一生懸命勉強して欲しい!」
夕刻、帰路に。偶然にも、津波被害の爪痕残る小名浜港に、大きな虹がかかっていました。
(谷あい)