11月2日付公明新聞の「ヤングホームページ」コーナー、「心の復興支援に尽力した日本の若者たち 2009年インドネシア・スマトラ島沖地震~被災地のその後~」の中で谷合正明参院議員の談話が掲載されましたので、以下転載します。
(東京事務所)
継続的な復興支援が重要
谷合正明青年委員長(参院議員)
災害被災地への支援は、まず、いち早く現地に駆け付けること、そして継続的な復興支援が重要です。2009年のインドネシア・スマトラ島沖地震について、今回、復興支援の一部を青年海外協力隊として派遣された日本の若者たちが担ったことは大変有意義であり、素晴らしい取り組みだと思います。
私も同年10月11日から数日間にわたり、パダンとパリヤマンで現場の要望と被害状況を調査しました。現地では、私が国会議員になる前に所属していた国際医療ボランティア団体・AMDA(アムダ)も活動を展開しており、彼らから、不安で眠れないといった精神疾患が増えていると聞きました。
被災地で支援活動をする際、特に難しいのは、混乱している現地の状況をより正確に把握し、自分たちが動きやすい環境を整えることです。地域の指揮系統を理解し、あらかじめ根回しをしておかないと支援先の協力が得られないということもあります。青年海外協力隊の皆さんも、滞在中にさまざまな困難を乗り越えて活動されたことと思います。
地震の防災教育は、日本の経験が最も生かせる取り組みの一つではないでしょうか。すべてが日本式に当てはまるわけではありませんが、とっさの行動が身に付いてるかどうかは防災上、大きな違いがあります。専門知識だけではなく、経験や習慣で身に付いているものも日本の長所として積極的に支援に活用していくべきです。
公明党は、平和構築に貢献する人材育成を推進し(マニフェスト2010)、地球的問題の解決に立ち向かう青年ネットワークの形成をめざしています(ユースポリシー2008)。国際協力や国際貢献活動で得た経験を、キャリアに生かせる社会の仕組みづくりに全力で取り組んでいきます。
(公明新聞:2010年11月2日より転載)
継続的な復興支援が必要