谷合正明参院議員は8月8日、香川県高松港沖合の大島にあるハンセン病国立療養所「大島青松園」を訪問しました。以下、公明新聞の記事を転載します。
(東京事務所)
離島の運航便確保を
大島青松園を訪問し、入所者と懇談する谷合氏(右から3人目)ら
ハンセン病国立療養所 谷合氏ら入所者から要望
高松市
公明党の谷合正明参院議員は8日、高松港(香川県高松市)の沖合約8キロに浮かぶ大島にあるハンセン病国立療養所「大島青松園」を訪れ、入所者自治会の山本隆久会長らと懇談した。これには、広瀬良隆県議、中村伸一高松市議が同行した。
同園は、ハンセン病療養施設として1909年に設立され、これまでに約4000人が入所。現在の入所者は106人で、平均年齢は約80歳。
同園への交通手段は、厚生労働省所有の官用船のみで、高松港間は1日4便、庵治港(高松市)間は同5~6便が運航している。
山本会長は、来年3月で官用船の船員2人が定年退職を迎えることに触れ、「厚労省は船員の補充ではなく船の運航そのものを民間委託する方向で検討している」と説明。その上で、民間委託への移行は、専用桟橋の新たな設置や、現状の船便数を確保できるのかといった問題があると指摘し、「入所者が安心して暮らせるように対応してほしい」と要望した。
谷合氏は、「交通手段の確保は施設の将来構想に直結する問題で、入所者の支援に全力で取り組みたい」と語った。
この後、谷合氏らは入所施設や治療棟を視察するとともに、入所者と懇談した。
(公明新聞:2010年8月16日より転載)
離島の運航便確保を